concept
川﨑木工について
普遍と、あたらしさと。
その昔、釘などの接合道具を使わずに、木と木を組み合わせて作られた家具・建具は「指物」と呼ばれ、大工仕事の華とされていました。川﨑木工は、そんな指物屋をルーツに持つ、建築・設計・施工の会社です。
和風建築の伝統技術を受け継ぎ、発展させた創業期。アジアンリゾート発のインテリアと日本の住空間の融合に挑戦し、開拓者として歩んだ第二創業期。そして今、私たちは新たな転機を迎えています。
依頼者の真の願いを汲み取り、独創性と自由度の高い建具を活かし、空間をトータルコーディネートするプロフェッショナルとして。川﨑木工は、現在と少し未来のライフスタイルに寄りそう建具と、建築のあり方を探求し続けます。
member
伝統を次世代へ。職人インタビュー
大好きな建具とともに
時代の変化を見つめてきました。
1976年入社 松本さん
建具の楽しさ、面白さは
普遍的なもの。
川﨑木工に入社したのは35歳のとき。今年で80になりましたから、もう40年以上ここで働いていることになります。16歳から建具の世界に入って今日までの間に、世の中も建具の役割も随分と変わりました。伝統的な技術が失われる寂しさもありますが、お客様が望まれているものを作るのが職人の努めですから、工場にいる若い職人にどんどん活躍してもらいたいと思います。
建具職人として心がけてきたのは、気長に仕事と向き合う姿勢。焦った心で慌てて手を動かしても良いものはできません。納得いく建具を納めて「ありがとう」と声をかけてもらえる、あの瞬間の喜びは格別です。いつかは引退しなきゃいけないけれど、家にいても木に触りたくなってしまうから(笑) 大好きな建具と過ごせる工場での時間を、大切にしたいと思っています。
同じ仕事は二度とない。
それが楽しいんです!
2018年入社 小林さん
設計図の隙間を想像して、
生み出す仕事。
インテリアに興味があって工業高校へ進み、就職もこことは違う建具屋さんを選びました。その後は自分に向いている分野を探して他業種の仕事にもチャレンジしましたが、やっぱり建具が好きだなと思って。実際に川﨑木工で働き始めてからは、毎日が勉強の連続です。工場での仕事ではあるけれど、ライン作業ではなく自分の頭で考えて設計図の隙間を埋めていきます。
女性の職人は私ひとりで、力仕事など大変なことも多々ありますが、先輩方はみんな優しくて指導も丁寧。惜しみなく知識や技術を教えてもらえる、恵まれた環境です。目標は、自分の力でゼロから完成まで仕事をやり遂げること。同じ仕事は二度とない、というのが建具の面白みでもあるので、どんなオーダーにも対応できる応用力を身に着け、早く一人前の職人になりたいです!
history
川﨑木工の歴史
西暦 | 川﨑木工での出来事 | 熊本の動き |
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1960年 |
川﨑木工設立 |
熊本空港開設 カラーテレビ放映開始 |
1964年 |
熊本県知事表彰 受賞【川﨑健二】 |
東京オリンピック開催 |
1978年 |
有限会社 川﨑木工設立 |
第二次オイルショック |
1993年 |
代表取締役社長 川﨑浩 就任 優秀青年技能者表彰【川﨑浩】 |
Jリーグ開幕 |
1996年 |
然部門 建設業許可登録とともに 建設部門発足(住宅・店舗等) |
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1999年 |
バリショップZENオープン
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熊本城復元整備に本格着手 |
2003年 |
HOME STYLE ZEN店舗オープン |
熊本城復元整備に本格着手 |
2018年 |
熊本県知事表彰(技能尊重推進功労者処遇功労者) 受賞 【有限会社川﨑木工】 |
天草崎津集落が世界文化遺産登録 |